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データベース

データベースの基本
商用データベースは、そのデータ格納の形式からリレーショナル型と呼ばれるタイプが、現在の主流を占めています。リレーショナル型データベースを略してRDBとも呼称します。そのRDBはリレーションの名の通り、表形式で表されたデータが複数個の表と表の関係によって関連付けられている構造で、SQLと呼ばれるANSIやISOで標準規格化された照会言語により制御されます。このタイプは、データ構造の変更がプログラムにほとんど影響を与えないという大きな利点を持つのが特徴です。RDB自体の登場はかなり以前のことですが、今でもオブジェクト指向やモバイル対応といった新しい概念を取り入れたり、XMLデータへの対応を進めるなど、新たな機能をより進化させています。また、そのような従来の機能面での性能向上に加え、今後はコンプライアンス対応などの法的リスクを抑える視点や、ビジネス・インテリジェンスなどのビジネスにおけるデータ活用の視点からの要求にも応える製品開発が求められています。

RDBの基本機能
最も基本的な機能であるトランザクション処理、同時アクセスによる問題を回避するためのロック、分散管理下におけるデータの整合性を担保するための2フェーズ・コミット、パフォーマンスの向上のためのパーティショニングといったものがあります。

RDBの注目機能
基本的な機能以外に新しく注目されるRDBの機能としては、まず、クラスタリングなどの障害対策や高速復旧といった高可用性機能が挙げられます。次に高度なセキュリティ機能として、情報の漏洩を防ぐために不可欠な暗号化や、改ざん防止、監査、認証といった機能が挙げられるでしょう。その他に、システムを監視してトラブル発生時に速やかに対処したり、システムの移行時や設定変更時において、ミスや誤作動の発生を抑える運用管理機能があります。また、ビジネスデータの高度な分析のサポートといったビジネス・インテリジェンスにつながる機能も積極的な強化が図られています。

製品選択のポイント
運用管理の有効性
現在の市場におけるRDB製品は、いずれも高度な機能の充実が図られ、殊に基本性能に関しては高いレベルに達しています。従って製品の選択に当たっては、自社に必要充分な機能を持ち得ているかという視点で検討するのが良いでしょう。特に、運用管理に関しては製品ごとに特徴的な性質を持つため、自社の運用管理についての有効性の見地から判断するのが良いでしょう。
エディション
最近のRDBにおいては、エディションが充実・多様化しています。中小規模向けのスタンダードエディションに大規模向けの機能が搭載される傾向にあり、導入サイドのシステム構成によっては、より安価な下位エディションで充分な機能を果たすケースが考えられます。自社に最も適したエディションを選ぶという視点が必要です。
開発生産性
データベースアプリケーションの開発についても留意しましょう。開発のための作業全体を俯瞰して、開発生産性という視点から、統一環境の提供状態を確認することが大切です。
サードパーティ
サードパーティから提供されているツール類の性能やリリース状況も、ぜひ確認しておきたいポイントです。

サプライチェーンマネジメント

サプライチェーンマネジメントとは
サプライチェーンとは、製品が生産されて顧客の元へ届くまでの工程を指し、原材料の調達から生産、物流、販売までを包括して表します。この各工程の効率をより高めるのが、サプライチェーンマネジメント(SCM)です。生産から販売までを全てシステム化することができ、需要に応じた精緻な生産計画の実現とともに、効率化が可能となります。従来、製造業における合理化でその効果を発揮してきたSCMですが、現在では顧客の要望の変化に合わせて業務プロセスを最適化することに注目が高まっています。

今後のキーワード
次世代SCMのキーワードの一つは「変化への対応」です。従来のSCMにも見られる適切な「計画」と効率的な「実行」は変わらず重要ですが、それに加えて、サプライチェーンチェーン上に起こった何らかの変化の敏感な「察知」とクイックな「応答」が今後の課題となるでしょう。そしてさらに「察知」「応答」を瞬時に判断するための「学習・分析」の正当性が重要な意味を持つことになります。

総合プラットフォーム
変化へ柔軟かつ迅速に対応するためには、データを一貫性を持って統合することが重要になってきます。総合プラットフォームにより、異なる環境相互の業務一貫性を維持できれば、データフォーマットの制約を受けずに業務プロセスの組み換えができ、効率がより高まるでしょう。また蓄積されたデータの分析が容易になる効果も期待できます。

RFIDの活用
今後急激な普及が見込まれているRFID(電子タグ、RFタグ)の利用により、SCMはさらなる高度化が期待されています。UHF帯の割当を受けたRFIDは、そのUHFの優位性を生かせば一層の省力化をもたらすことができます。そして、さらに、RFIDをSCMに取り込むことができれば、現在より格段に効率アップが見込まれるのです。

製品選択のポイント
コスト問題
ツールやソリューションの導入時は、その保守コストにも注目が必要です。サプライチェーンのある部分にだけ特定のツールを導入するときは、豊富な知識がないと思わぬトラブルに発展したり、予想以上のコストがかかってしまう危険があります。ソリューションとしての導入であれば、その提供業者のノウハウを取り込むことができたり、リスクの負担を期待できます。
目的を明確に
目的や解決したい問題を明確にした上での導入が重要です。導入時のコンサルティングに重点を置くことで、提供業者の持つノウハウを効果的に反映させることができるからです。目的が不明瞭な導入では、その導入の成否を判断することすらできません。
変化するサプライチェーン
サプライチェーンは常に変化するものであり、かつ合理的なあり方を求めて変化するべきものでもあります。変化への対応を考えるには、業務プロセスの柔軟な組み換えが可能でその影響を受けない、もしくは受けた影響がすぐに特定できるものであれば、変化に対応できると言えるでしょう。
すばやく適切な導入
SCMはごく短期間での導入が望ましいと言えるでしょう。上記でも述べたように、サプライチェーンは変化するものだからです。そのため、時には必要な部分を切り分けて導入するなどの手段も必要でしょう。また、自社のITの活用能力を前もって充分に認識することも重要です。


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